穀物不使用のドッグフードとは

穀物不使用のドッグフードはグレインフリードッグフードやグルテンフリードッグフードと呼ばれています。
グレインとは穀物全般の事でグルテンは穀物に含まれるタンパク質の事を指しており、どちらも穀類不使用という点では同じ意味を持っています。
こちらにも書いてあるように穀物は多くのフードで使用されているなか、穀物不使用のフードが作られている理由には、犬の消化機能と穀物の性質があります。

1.犬の消化機能

犬は肉食動物であったため、穀物に含まれるデンプンを消化するアミラーゼという酵素が少なく消化しにくいという特徴があります。
穀物を多く含むドッグフードでは、消化に時間がかかり胃腸の負担になります。
また、タンパク質の生物価(消化吸収できる値)に関しても、小麦は60%、トウモロコシは54%と低いのが特徴です。
タンパク質は犬に一番必要な栄養素で、体重1kgあたり人間の約4倍のタンパク質量を必要とします。
フードにタンパク質が多く含まれていても、穀物を原料としたフードの場合ではその半分ほどの量しかタンパク質が吸収されません。
1日に必要なタンパク質量(体重1kgあたり4.8g、子犬は9.6g)を摂取できないと、低たんぱく血症を引き起こします。
タンパク質は被毛や皮膚、筋肉、血液などを形成する栄養素ですので、不足すると全身に影響が現れます。

2.穀物の性質

穀物の主成分は炭水化物で、その炭水化物は体内でブドウ糖という糖分に変わります。
糖分は脂肪分と結合する事で、体内に皮下脂肪や中性脂肪という形で蓄積されてしまいます。
人間でも炭水化物抜きダイエットが有名ですよね。
また、こちらにも書いてあるように穀物に含まれるタンパク質(グルテン)はアレルギー物質になりやすいという特徴があります。
特に小麦はグルテン含有量が多く、アレルギー性が高い材料です。

穀物を使用したフードでは、消化器官に負担がかかる上に吸収できるタンパク質量が少ない傾向にあります。
穀物はダイエットフードにも使用されており、カロリーの低さだけで選ぶと穀物が多く含まれるフードを選んでしまうことになります。
健康に長生きしてもらうためにも穀物不使用は犬の生態の味方です。
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